俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
うわあ。
なにこの生き物…。
まじで可愛すぎるよ。
俺もう、心臓壊れる気がする。
「墨汁の匂いがする…」
「当たり前だろ?」
「……後輩に教えてる時の瑠偉…カッコよすぎるよ…ばか…」
俺の肩に顔を埋めながら、小さくつぶやいた真子。
え?え?
かっこよすぎるって言った…?
「ちょ、真子、離して」
「やだ…まだこのまま」
真子の口から『かっこよすぎる』なんて出てくるなんて思わなくて、焦る。
俺がしゃがむのをやめて、ペタンと座ると真子はもっとぎゅうっと抱きついてきた。
「部活中の瑠偉は…ずるいよ」
「ずるい?」
「……ぅん…」