俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
俺の彼女は何者?
次の日、いつも通り真子の家に迎えに行く。
それも俺の日課。
俺の家から真子の家は少し遠いんだけど、それでもやっぱり早く真子に会いたいからって感情が優ってしまう。
「おはよ。真子」
「おはよ…」
「真子、朝テンション低いよなー」
まあそんなところも可愛いんだけどさ。
朝が苦手な俺の彼女。
朝が得意な俺。
朝が得意になったのは、真子のおかげでもあるかもしれないけど。
手を繋いで歩き出すと、
「瑠偉の手があったかくて、また眠くなっちゃう…」
「ははっ電車で寝たらいいよ」
朝は言葉遣いも荒くなくて、むしろふわふわ。