俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
洗面所を開けると、真子は髪の毛をアレンジしていた。
「今日は早いね、まこ…」
真子がこんなに早いなんて、どうした?
お前に何があったんだ…なんて、俺の脳はまだ正常に働かない。
「瑠偉がお泊まりする日は、いつも目が覚めるのが早いの」
そう言って鏡を見ながら器用に編み込みをしていく。
「まーこ、ぎゅうしよ」
「はっ?!なに!?いきなり!!」
真子は目を見開いて、編み込みをしていた手を止めた。
「朝のぎゅうだよ、朝の」
「いっ意味わかんない……今忙しい」
俺は真子をぎゅう〜ってしたいんだよ…。
朝のちゅーならぬ朝のぎゅうだよ…。
「忙しくない」
「忙しいってば」
「もう終わったじゃん」