-help-
**優side**
「ま、待ってください!」
私は玲亜さまを追いかけていく。
ほんとに、面倒くさいことをしてくれた。
反抗するなんて..アホらしい。
それでいじめが収まる訳じゃないのに、
バカじゃないの?
後処理に困るのは、こっちなんだけど。
「玲亜さま..?」
玲亜さまは、屋上に続く階段に
座りこんでいた。
頭を伏せて、体育座りで。
..またこのパターンか。
私は心の中で、静かにため息をついた。