守ってくれますか?
私が微笑むと、カー君の顔はさらに赤くなった。

??

「どうしたの?カー君??」

「な、なんでもない・・・」

カー君、なんでもないように見えないんだけど・・・

うーん・・・


ま、いっか!

それよりも・・・・


「ねえ、カー君。なんでカー君はここにいるの?」

ここ、お城なんだけど・・・


「ああ。僕、騎士団の団長なんだよ。」

「へー、騎士団の・・・・団長!?」

カー君、それはマジですか!?

「カー君、8年前・・・11歳の頃は気弱だったのに・・・」


騎士団て!!
しかも団長!!?



「人って、変わるんだねえ・・・」

しみじみしていると、カー君が笑った。


「僕も、強くなりたいって思ってさ。」

「強くなりたい?」

カー君は優しく微笑む。


「うん。気弱で弱いのを卒業したくて。」

へへっと照れくさそうにカー君が笑う。


「それで、この国を守りたいな、と思ってさ。そしたら、なんか騎士団に入ってた。」




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