守ってくれますか?
「や、まあ、そうなんだけど・・・」

「なんなの?カー君。」

イライラしてきちゃうよ!そんなにもじょもじょ話さないで!


「・・・・・あの、さ。確認なんだけど・・・」

「うん?」

ホント、なんなんだよ。

「ヒーちゃんとナオ様ってまだ、同じベッドに一緒に寝てる・・・よね?」

「うん、そーだけど。でも、おかしいよね。ナオ様、アンリ様がいるのに・・・」


そう。私とナオ様は、私がお城へ来たときと同様に、今もまだ同じベッドで寝ている。

ナオ様には婚約者がいるのに・・・
なんで私??


「・・・ハアッ。じゃ、相談すべきだね。あとヒカリはいいかげん気づけ。」

????

「何に気づけと?」

意味わからん。


「だから!ナオ様と一緒に同じベッドで寝る理由!!
どうしてナオ様がそんなことを許しているかということ!!!」

あ、そのことね。
ってか、カー君、なんで怒鳴るのさ?

「大丈夫!そのことについては結論を出したから!!」

私が元気に言うと、カー君が怪訝な顔をした。

「へえー、本当にわかったんだ?聞かせてよ、ヒカリの結論。」

カー君、なによその、絶対はずれてるっていう顔は!!

くそ!ムカつくぜ!!


< 143 / 598 >

この作品をシェア

pagetop