守ってくれますか?
「さっき出した結論なんだけど・・・」

カー君がじっと私を見る。



「たぶんナオ様、私のこと抱き枕がわりにしてるんだよ!」

そうに違いない!!

私が断言すると、カー君は深ーいため息をついた。


なんでため息!?
しかも、深いよ!??


「そんなことだろーとは思ってたよ。ハア・・・
ヒーちゃん、お前、どんだけだよ。」

「どんだけって、なによ」

失礼な言い方だな~

「だからさ、抱き枕とかないって。

・・・そもそも、ヒーちゃん、ナオ様と寝る時ドキドキとかしないの?」

「え、そりゃあするよ。だってあんな綺麗な顔してるんだよ?生き物ならみんなドキドキしてるって。」

あの顔を間近で見てドキドキしないとか、もはや生物じゃないよ!!



「あああああ・・・ダメだこりゃ。」

カー君が頭を抱えて呻いた。


「・・・ナオ様、ご愁傷様です・・・」


「ん?どーしたのカー君。ってか、何か言った?」

声が小さくて聞こえなかった・・・


「どーもしてない。何も言ってない。」


カー君、嘘だってバレバレだよ・・・
私は苦笑いした。



なんか、カー君大変そうだなあ・・・・・

「ご苦労様です。」

「ハア・・・(誰のせいだと思ってんだよ。鈍感ヒーちゃんめ。)」


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