守ってくれますか?
私の言葉を聞いた3人は、そろって微笑んだ。

「僕たちも、姉さんのこと、忘れないからね」

「お姉ちゃんのその黄金の瞳、忘れられるわけないから!」

「ヒカリ姉ちゃんの凶暴なとこ、忘れてたまるかよ」

・・・・・皆!!!

私の黄金の瞳から、涙があふれる。

ダメ!ダメ!我慢!我慢!

私は涙をぐっとこらえ、笑った。

「ありがとう!皆!!」

本当に、絶対絶対絶対に、忘れないから!!!




私は俯き、呼吸を整えてから、後ろを振り返った。

私を買った人向けて、言った。


「・・・・終わりました。」


すると買った人は、俯いていた顔をあげ、こちらに向かってきた。




そして・・・・・

「金だ。」

くぐもった声で、一言そういい、ユウにお金をわたした。

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