守ってくれますか?
「ヒカリ?大丈夫か?」

ナオ様が私の顔を覗きこむ。




・・・深い緑の瞳が、黄金の瞳を捕らえる。


交わる、深い緑と黄金の視線。







・・・そして私の体の震えが徐々におさまっていく。


私の心が、ほぅっと力を抜く。



「・・・すみません・・・」

私は小さく謝る。




「・・・いや、いいんだ。大丈夫か?」


・・・ッ・・・

ナオ様、優しいっ・・・・・




「大丈夫、です。ありがとうございます・・・」


私はナオ様に、自然と笑いかけていた。




・・・・・とても・・・

心がぽかぽか温かい・・・





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