守ってくれますか?
・・・だから私は・・・


「ナオ様、ごめんなさい。私、急用ができました。」


私は笑って言った。

言いながら、ベットから降り、窓際へ進む。


「急用?」

ナオ様は、じっと私を見つめてる。



「はい。ですから、城から離れます。
・・・帰って来れなかったら、すみません。」


私はそう言うと、窓から飛び降りた。

窓枠に手を掛けるとき、手首が痛んだけれど、気づかないふりをした。



「ヒカリッ!!?」

ナオ様の叫び声が聞こえる。







・・・そういやここ、何階だっけ?


ま、いっか。そんなこと。

もう、窓から降りちゃったんだし。


なんとかなるでしょ☆




そして私は・・・

落ちていった。


地面へと。

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