守ってくれますか?

「守り抜く。たとえ私がどうなろうとも。絶対にっ!!!」


そう宣言すると、ヒカリはどこかへ駆けて行き、ここからは見えなくなってしまった。



――俺は・・・


嫌な予感がした。






ヒカリが・・・

危険だと直感する。




「・・・ヒカリ・・・」

俺は、そっと呟くと、とりあえずシュウに連絡した。



「シュウ。ヒカリが城から出て、どこかへ行った。
探すのを手伝ってくれ。」


「は?ヒカリがどっか行った!?城から出て!?
・・・・・・すぐそっちへ行く。」


・・・ふっ

さすが。
冷静になるのが早いな。



「えっ!?ヒカリちゃんがお城から出た!?」

突然、そう、女の声が聞こえた。


・・・確か、この声は、シュウの彼女であり、ヒカリの親友の・・・

ヒヨリとか言う女の声・・・








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