守ってくれますか?
第3章
最低な奴
「へぇ。けっこうやるねぇヒカリちゃん。」
ドスッ!!
「・・・・ッ!!!・・・」
「お姉ちゃんっ!」
――私は今、路地裏の暗い倉庫のようなものの中にいる。
直感で、ここまで来た。
来たら、ルリが縄で足と手首を縛られていた。
・・・そして・・・
私は、ざっと100人はいるであろう、ガラ悪い男達と戦うことになった。
で、只今、けっこうピンチ。
体力が無くなってきたうえ、手首が痛んできたんだ。