守ってくれますか?
「ヒカリ、双子の兄がいたのか・・・だが、家族を紹介してくれたとき、出てこなかったぞ?」
ああ・・・
それは・・・・・
「縁、切ってましたから。ヒカル。」
「なぜ?」
「・・・・・真実を知るため。」
「?」
ナオ様が何か聞きたげに、私を見る。
曖昧に微笑して、私ははぐらかした。
――ナオ様・・・あなた様に、言うようなことではございません。
「・・・ナオ様、服を・・・」
いいかげん、恥ずかしくなっきたぞ!
「・・・ああ・・・・」
ナオ様はそう言うと、ナオ様の薄い上着を私の体にかけた。
「・・・・・え?あの、これ・・・・」
ナオ様の上着なんですけど・・・