守ってくれますか?
ヒカルがオジサンの体に体当たりする。


オジサンは笑ってそれを受け止め、ヒカルを避けて走った。

どこかへ向かって。



「いやぁぁぁぁ!!!!ヒカルッ!!ヒカルぅーーー!!!!!」


「・・・ッ!!!待ちやがれ変態ジジイ!!!!」


「ははははははははは!!!!可愛いなぁ!!」



ヤバイ!コイツ、ヤバイ!!!!


あたしは絶体絶命のピンチに、思わず目をつむる。




・・・・・・そして・・・・


突然、力が溢れ出た。



これ・・・治癒能力じゃない・・・・・

それは、直感。
だけど、本当のことだった。


あたしが発動させたソレは・・・・・・




「破壊能力、発動ッ!!!!!!」


破壊能力だった・・・






そしてあたしは・・・


驚く変態ジジイに、破壊能力をぶつけた。

全力で。




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