守ってくれますか?
――・・・誰?


私は声のした方―私の真後ろ―を振り向いた。



振り向いた先には、20代ぐらいの女の人が立っていた。


女の人は・・・


顎までの真っ直ぐな濃い紫の髪に、漆黒の瞳。

ビックリするぐらい、スタイルが良くて、綺麗だった。


・・・そして・・・

どこか、神秘的な威厳のある雰囲気を纏っていた。






「なんだ。シオン、来てたんだ。」


ヒカルの知り合いっぽい。




「ヒカル、こんな綺麗な人と知り合いになってたんだ・・・」


すげぇ・・・

まぁ、私もナオ様とかシュウ様とかと知り合いになったけどさ。



「綺麗!?本当!?キャー!!超嬉しいっ!!!ありがとっ♪」




えっと・・・シオンさん?が、私を抱きしめた。


く、苦しい・・・・・・







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