守ってくれますか?
ってか、力強っ・・・・・


あー・・・意識がぁ・・・・・




「うわっ!!シオン、やめろ!ヒカリが窒息死するっ!!」


ヒカルが慌ててシオンさんと私を離した。



「けほっ。けほっ。」


・・・・あぁ、ホント、やばかった・・・



「うわっ!ゴメン!!あたし、力加減とか苦手でさ・・・」


シオンさんがしょんぼりと肩を落とす。



「いえっ!そんなっ!!私が軟弱者なだけですよっ!!!」


「いや、ヒカリ、それはない。シオンは馬鹿力なのに、自覚ないんだよ・・・
あと、シオンに敬語とかしなくていいから。」


ヒカルがすかさずツッコむ。


あー、やっぱり馬鹿力だったかぁ・・・


「でもさ、シオンさんって、年上だよね?」

敬語じゃなくていいの?


「いーんだよ。“さん”もいらない。だいたい、カー君だって年上なのに、敬語とか使ってないぜ?」


「あ、そーいえば。」

あんまりにも自然すぎて、忘れてたよ。


「ま、じゃあいっか。」




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