守ってくれますか?
「・・・・・じゃあ、行くよ。」


「OK!」



・・・・・・・・・・・・・・えっ!?




シオンの瞳が、漆黒から・・・白銀に変わる。


どこまでも神秘的で美しい――白銀の瞳。











シオンが、白銀の瞳のまま、口を開いた。





「我こそは、魔神なり。汝の消された記憶よ・・・我の魔力により、現れよ。
汝よ、追憶せよ。
忘れた記憶を・・・呼び戻せッ!!!!!」







その、不可思議な抑揚のついた声を聞き終えるか終えないかで・・・



私は意識を手放した。

体が傾き、地面に倒れた。









・・・ああ・・・


暗闇に、墜ちて行く――――――






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