守ってくれますか?
「・・・やっと実感したようだな。」
冷たく、私を買った人・・・ではなく、王子様は言った。
私はこくこく頷く。
驚きすぎて、声もでないよ・・・・
「ナオ様は、ここフローレ大国を治める王の息子であり、王位継承者なのです。あなたは、そんな高貴なお方に買ってもらわれたと、しっかり意識なさい!!」
渇!という感じで、じいやさんが言い終えた。
します!!しっかり意識します!!!
・・・ホント、私ってすごい人に買われたんだなあ・・
・・・私、初めて生で王子様見たよ・・・・
「で、お前は?」
「・・・・・へ?」
突然王子様に問いかけられ、私の思考はピタッと止まった。
「だから、お前の素性は?俺は明かしたんだ。次はお前だろう?」
「あ!そうですね!!」
素性のわからない人を長く王子様の傍にいさせるとか、ありえないもんね!
「えっと、私の名はヒカリです。」
「苗字は?」
「あったら、売られてませんよ。」
私は苦笑いした。
「それもそうか。」
・・・ここでは、苗字は高貴な人しかもてない。
いたって平凡な私が、もっているはずないんだ。
「・・・今年17歳になります。高等学校2年生でした。」
王子様は静かに聞いている。
「・・・・・売られていた理由は・・・・
・・・黙秘しても、よろしいでしょうか?」
まだ、言えない。
言葉になんか、できない。
王子様は私を凝視した。
し、視線が痛い・・・
「・・・・言いたくないのなら、言わなくてもよい。」
!!!!
「ありがとうございます!!」
冷たく、私を買った人・・・ではなく、王子様は言った。
私はこくこく頷く。
驚きすぎて、声もでないよ・・・・
「ナオ様は、ここフローレ大国を治める王の息子であり、王位継承者なのです。あなたは、そんな高貴なお方に買ってもらわれたと、しっかり意識なさい!!」
渇!という感じで、じいやさんが言い終えた。
します!!しっかり意識します!!!
・・・ホント、私ってすごい人に買われたんだなあ・・
・・・私、初めて生で王子様見たよ・・・・
「で、お前は?」
「・・・・・へ?」
突然王子様に問いかけられ、私の思考はピタッと止まった。
「だから、お前の素性は?俺は明かしたんだ。次はお前だろう?」
「あ!そうですね!!」
素性のわからない人を長く王子様の傍にいさせるとか、ありえないもんね!
「えっと、私の名はヒカリです。」
「苗字は?」
「あったら、売られてませんよ。」
私は苦笑いした。
「それもそうか。」
・・・ここでは、苗字は高貴な人しかもてない。
いたって平凡な私が、もっているはずないんだ。
「・・・今年17歳になります。高等学校2年生でした。」
王子様は静かに聞いている。
「・・・・・売られていた理由は・・・・
・・・黙秘しても、よろしいでしょうか?」
まだ、言えない。
言葉になんか、できない。
王子様は私を凝視した。
し、視線が痛い・・・
「・・・・言いたくないのなら、言わなくてもよい。」
!!!!
「ありがとうございます!!」