守ってくれますか?
黄金の瞳によぎった翳りは・・・

どこまでも、暗い、漆黒の闇だった・・・・・


どこまでも深い闇――――


その闇には、何がある・・・・・・・?



「チビ達・・・ユウやルリ達に話すついでに、お前らにも話すことにした。いいか?シオン。」

「あたしは別にいーよ。ヒカルの好きにしなよ。」

「サンキュッ!」



「・・・・・・ヒー君。何があったの?」

カイトが、以外にもしっかりとした声で聞いた。


「カー君・・・。
カー君には、話したいと思ってた。誰よりも、話したかった・・・。なぁ、今でも、俺らって親友?」


「もちろん、親友だよ。・・・ありがとう、やっと、話してくれるんだね。」


カイトがにっこり笑う。

ヒカルもそれにつられるようにして、にっと笑う。


「おうよ!わりぃな、遅くなって。」


「ホント、待ちくたびれたよ?」





カイトが微笑みながら言ったとき・・・・・







「兄さん?」


声が聞こえた。







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