守ってくれますか?
「・・・・え?」
リビングに来た私は、あまりの光景に、思わず呆然としてしまった。

父さんが・・・
父さんが!!!

な、なんで・・・


何で父さんが、母さんを包丁で刺してんのよっ!!??

「ママ・・・」
「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」
「母さん!!!」
「お母さん!!やめて!!!」
「どいて!母さん!!!」

その声達の主は・・・

「ライ!エリ!イサム!ルリ!ユウ!」
私は思わず叫んだ。

無事だった!無事だった!!

「ねーね!!」
「「ヒカリ姉ちゃん!!」」
「姉さん!!」
「お姉ちゃん!!」

皆が私を見た。
5人は、母さんが全身で抱え込んで、守っていた。

だけど、母さんは、もう・・・






・・・死にかけてた・・・・
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