守ってくれますか?
「ヒカリも・・・ヒカルがしんじゃやだよぉ・・・・」

「ばーか。おれがアッサリしぬとおもってんの?」

「・・・・・ヒカル、しなない?」

「まだまだこれからだってのに、しぬわけねーじゃん。」

「ホント?」

「ホントだよ。」

幼いヒカルはにっこり笑うと、ぐしゃぐしゃと私の頭を撫でた。


「えへへ・・・」

幼い私は泣き笑いになる。



「ふぅん。つくづく・・・気に入らない。」

ヨナの低い、憎悪の含まれた声に、ビクッと誰もが反応した。


「ヒカリ・・・なんでアンタはそんなに、気に入られるの?むかつく。」


「・・・・・・え?」

幼い私が、首を傾げる。


私も、ヨナをじっと見つめてしまった。




だって・・・・・


その声には、憎悪と、微かだけど紛れもない、哀しみが含まれていたから・・・。




「なんで・・・レイン様は、アンタなんかを、気にかけてるのよ・・・・・」


レインが、幼い私を気にかけてる?



なんで・・・・・・・・・・・・・あ。

気に入られたから・・・?







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