守ってくれますか?
赤ちゃんの頃の記憶なら、覚えてなくても不思議じゃない。

だけど・・・あの、不気味な人のことを、覚えていないのは、どうなんだろう?

・・・・・・・・うーん・・・・・・

人それぞれかもなぁ・・・。



「ねぇ、ヒカル。レインってひとは、ヒカリのことすきなのかな?」

「はぁ?」


ヒカル、ナイスリアクション!

マジではぁ?だよ。
何言ってんのさ、ちっこい私は。


「だってさ、ヒカリのこときにかけてるんでしょ?なんかりゆうがあるはずじゃん!」


あぁ・・・そうか。

幼い私は“政策”のことを知らないんだ。

だから・・・
ばかみたいなこと言ったんだ。

レインの記憶も無いみたいだし。





「好き?んなわけあるかっ!!!!!」

突然ヨナは叫び、どこからか、細い綺麗な剣を出した。


そして、その剣を・・・・・



幼い私に向けた時――――――






フゥッと、剣が、消えたんだ。元から、そこには何も無かったように。

そして・・・・・・



「ヨナ様、おやめください。」




冷静な、感情を含まないロボットのような声が聞こえた。


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