守ってくれますか?
ヨナが、幼い私に真っ直ぐに見つめ返されて、口を歪めた。


「へぇ。私なんか恐くないってか。イラつくなぁ・・・。」

ヨナが低く言う。

だけど、幼い私は視線を外そうとしない。


ヨナは、恐ろしい顔をした。

ギラギラと、不気味に光る、漆黒の瞳。



「そういうところが、気に入らない・・・・・あんたなんて、死んでしまえばいいのにっ!!!」





――アンタナンテ、シンデシマエバイイノニッ!!!






ああ・・・・・この人は、アンリ様と同じことを私に言う。


本当に・・・似ているね・・・・・。




「ヒカリ・・・しんだほうがいいの?」


ぽろぽろぽろ・・・

幼い私が、涙を流す。




「ええ、そうよ。ヒカリは死んだ方がいいの。」

楽しそうに、ヨナが肯定する。



「なにいってんだよ!!そんなわけないだろっ!!!」

ヒカルが、力いっぱい叫んだ。



ギロリとヨナを睨む。


3歳とは思えないほどの、その気迫に、ヨナがたじろいだのがわかる。





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