守ってくれますか?
「・・・・・わかった。」

ヒカルが言った。強い口調。


「わかった。まっすぐにいきる!!ぜったいに!!!
きっと、パパもママも、それをのぞんでるはずだから。」


幼い私も、その言葉に力強く頷いた。



「ヒカリも!!!まっすぐにいきる!!リヨン、ありがとう。たすけてくれて。ありがとう・・・・・」


幼い私は、深く深く頭を下げた。
ヒカルも、深く深く頭を下げる。



「「ありがとうございましたっ!!!」」


気合いの入った、力強い声。





リヨンはそれを見て、優しく、穏やかに笑った。


「どういたしまして。」

そう言ったリヨンは・・・

威厳に満ちていた。












―――――――――――――――――――――――――――――・・・・・・




「ここが、これからお前達が暮らす家じゃ。」


暗闇に、リヨンの静かな声が響いた。




・・・ここは、私が見知っている、私の家・・・




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