守ってくれますか?
私がショックでなにも言えずにいると・・・
じいやさんが王子様の前にスッと立った。
王子様が、目を細める。
「ナオ様、許されません。そんなこと・・・
だいたい、ナオ様には、婚約者のアンリ様がいるでしょう?
アンリ様が、悲しみます・・・・」
じいやさん、もっともな意見をありがとう。
王子様には、婚約者がいたんだね。
それじゃあ、ダメすぎだよねえ?
絶対悲しむよ、婚約者さん・・・
「アンリとの婚約は、強制だったろう?俺はアンリを愛してなどいない。
悲しもうが、苦しもうが、どうでもよい。」
さっきまでと、全く変わらない口調で、冷たく言った。
じいやさんは眉間にしわをよせた。
「・・・・ヒドイ。」
私は思わず、呟いていた。
王子様が私を見た。
「ほう。俺がヒドイと言うのか?お前は。」
「違う。」
私は即座に否定した。
・・・そんなわけない。
王子様がヒドイんじゃない。
「遠慮はいらんぞ?ハッキリ言えばいい。俺がヒドイと・・・」
王子様の言葉に私は思わずカッとした。
「違うって言ってんでしょ!!!」
思わずそう、王子様に向かって怒鳴り、ギロリと王子様を睨んだ。
「私が言いたいのは、愛は強制するものなんかじゃないっていうこと!!
つまり、私は婚約を強制させたどっかの大馬鹿者をヒドイっつてんの!!
そんで、その大馬鹿者にムカついてんの!!!」
私は怒鳴り散らした後、その勢いのまま
「わかった?」
と、王子様の瞳をのぞきこんだ。
・・・そして、ハッとした。
じいやさんが王子様の前にスッと立った。
王子様が、目を細める。
「ナオ様、許されません。そんなこと・・・
だいたい、ナオ様には、婚約者のアンリ様がいるでしょう?
アンリ様が、悲しみます・・・・」
じいやさん、もっともな意見をありがとう。
王子様には、婚約者がいたんだね。
それじゃあ、ダメすぎだよねえ?
絶対悲しむよ、婚約者さん・・・
「アンリとの婚約は、強制だったろう?俺はアンリを愛してなどいない。
悲しもうが、苦しもうが、どうでもよい。」
さっきまでと、全く変わらない口調で、冷たく言った。
じいやさんは眉間にしわをよせた。
「・・・・ヒドイ。」
私は思わず、呟いていた。
王子様が私を見た。
「ほう。俺がヒドイと言うのか?お前は。」
「違う。」
私は即座に否定した。
・・・そんなわけない。
王子様がヒドイんじゃない。
「遠慮はいらんぞ?ハッキリ言えばいい。俺がヒドイと・・・」
王子様の言葉に私は思わずカッとした。
「違うって言ってんでしょ!!!」
思わずそう、王子様に向かって怒鳴り、ギロリと王子様を睨んだ。
「私が言いたいのは、愛は強制するものなんかじゃないっていうこと!!
つまり、私は婚約を強制させたどっかの大馬鹿者をヒドイっつてんの!!
そんで、その大馬鹿者にムカついてんの!!!」
私は怒鳴り散らした後、その勢いのまま
「わかった?」
と、王子様の瞳をのぞきこんだ。
・・・そして、ハッとした。