守ってくれますか?
「お、おはようございます・・・/////。あの、起こしてしまい、すみませんでした・・・・・。」

「いや、大丈夫だ。」

「そうですか・・・・・良かったです。」


私がほっとすると、ヒカルが首を傾げた。


「なぁ、ヒカリ。なんでお前、ナオを様付けして、敬語なんだよ?」

「はぁ!?なんでって、当たり前じゃん!」


コイツは何言ってんだか!


「当たり前~?」

「そう!だってナオ様は王子様なんだよ?それに、私は買われた身。様付け・敬語なんて、当たり前!!」


ヒカルはふむと頷いた。
そして、ナオ様を見た。


「でもさ、ナオは様付け・敬語なんて嫌だよな?」


・・・・・・ヒカル、マジで何言ってんの?

んなわけないじゃん!!



「ああ・・・そうだな。できれば両方無くして貰いたい。」




・・・・・・・・・・・・・・・えぇ!?


ちょっ、ナオ様、正気!?




「だよな~!て、ことだけど?ヒカリ、どーする?」

ヒカルが楽しげに聞いてくる。



「どーする?って・・・ナオ様は寝ぼけてるだけだよヒカル。だから、私はどーもしないよ。」


わかりきってるじゃない。

私一瞬、本気にしちゃって、バカだなぁ・・・ホント。





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