守ってくれますか?
「あー・・・・・うん。ソレもあるかー。」

ヒカルがうんうん頷く。


「ヒカル、『ソレも』って何?『も』ってなに??」

「ん?ヒカリは知らなくていい。どーせ理解できねぇだろーし。」

「なにそれ・・・・・ムカつく!!!」

「だって事実だし?無自覚、鈍感ちゃんは黙っててくださーい。」

「私、無自覚でも鈍感でもないし!!」


「「どっちもだから!!!」」


・・・・・・・・・・ナオ様とヒカルが、ハモった。


というか・・・・・・


「そんな全力で言う!?違うのに!!!」

ヒドクない!?




「・・・なるほどだな。“漆黒の神”に命令されて、俺らを探せと言われたわけか。
それで、噂を作って流したんだな?」


あっ!ヒカル、私のことは無視!?無視なの!?



「ああ、そういうことだ。だから俺は【魔の島】へは行ける。」


ナオ様まで無視!?

話続けちゃったよ!!




・・・・・・・・・・・もういいや!

私も会話に入っちゃうもんね!!




「でも、なんでフローレに来れて、王族にまでなれたんですか?」


私はナオ様に勢いよく聞いた。







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