守ってくれますか?
「あたしには、何もできないってことかよ・・・。」


思わず呟いた時・・・・・




「あー、お腹いっぱい~♪幸せ~」


・・・・・・この声・・・・・・・




「ヒカリ?」


「あ!シオン!どーしたの?寝ないの?」

ヒカリが可愛らしいその顔をコテッと横に倒す。


「あ、もしかして迷った?案内しようか?」

「ううん。違うよ。さっきまでヒカルと話してたんだ。」

「あ!そうなんだぁ~。あれ?ヒカルは?」

「寝るってさ。」

「シオン一人残すとは・・・・・。まぁ、ヒカルらしいけどさ。」


はぁっとため息をつき、苦笑いを見せるヒカリ。



「ごめんね?シオン。」

「え?別に、気にしてないよ?」

「そっか・・・良かったぁ~」


にこにこと笑うヒカリ。



あたしは・・・

意を決して、聞いてみることにした。







「ねぇヒカリ・・・ヒカルのこと、どう思ってる?」


教えて。

あなたの素直な気持ちを。



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