守ってくれますか?
「ふふっ。無自覚とかおもしれー。可愛いしさ・・・
マジで欲しくなってきた・・・・」

シュウ様!?
おもしろいとかヒドすぎません?
可愛くないですし!!

・・・・いや、そんなことよりも・・・・・

「しゅ、シュウさま・・・あの、色気を、どうにかしてください・・・」
鼻血出しちゃうよ!!

私はさっきからのことで、潤んだ瞳をシュウ様に向けて、シュウ様の顔を覗き込んだ。

「な、なにその顔・・・反則だろっ・・・・」

・・・・・?
シュウ様、なぜ顔を赤くしてるんだろ?

「・・・シュウ様?」
呼びかけてみたけど、返答がない。

シュウ様の視線は、私の潤んだ黄金の瞳から離れない。

どうしたんだろう・・・

私が不安に思っていると、王子様がため息をついた。

「ヒカリ。頼むから、シュウまで惑わせないでくれ。」

・・・・・ほえ?

「・・・私?」
惑わせる??

疑問に思っていると・・・・・

「・・・きゃっ!」

王子様に引き寄せられた。

「・・・・!?」

そして、王子様に後ろから抱きしめられた。

ななななな!!???

おおおおお王子様!!!??

私の顔は、もちろん真っ赤だ。
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