守ってくれますか?
「よく知ってたね?」


「伊達に10年間【魔の国】を探ってたわけじゃないからな。」

「漆黒の神と接触していたからな。知っていて当然だ。」


そうっすか・・・。

じゃあ、この国のこと知らないのって、私ぐらいじゃん。


・・・・・・・その分、しっかり戦おう。



「あ!お姫様待って~!」

「レインに言われたのに!!」

「勝負はまだ始まってもねぇのに、逃げんのか!?」


なっ・・・・・



「誰が逃げるかぁ!!!後で勝ってやるよ!待ってな!」

私はビローに向けて叫んだ。


「誰が待つか!追ってやるよ!!」




・・・・・・・・・・・・・は?

追う?



「あ!そーだな!お姫様追えばいーんだ!遊ぼーね、お姫様♪」

「そうだ!追わないと!待て、お姫様!!」



え、えぇ・・・

2人も!?



「何か追ってくるっぽい!」

「“ぽい”じゃなくて追ってくるぜ!確実にな!!」

「逃げるか、戦うか。どうする?」


ナオ様が、私とヒカルに聞いた。





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