守ってくれますか?
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漆黒の神の本拠地の城を前に、私の一言。
「城デカッ!!」
漆黒の巨大な塔が組み合わさってできている城。
もの凄く大きい・・・・。
「ガラスでできてるのか?」
これはヒカルの一言。
・・・・・・・あ。本当だ・・・・・・
触れば、初夏だというのに、ガラスはひんやりと冷たかった。
ココ、ちょっと蒸してるのに・・・。
漆黒のガラスは、綺麗だった。
思わず、見とれてしまうほど・・・・・
ガラスに、私の姿が映った。
綺麗に磨かれてるんだなぁ。
よく、こんな大きい城のガラスをこんなに綺麗に磨けるよなぁ・・・。
凄いや。
「・・・入るか。」
ナオ様が、私とヒカルを促した。
コクリと頷く。
私達は、観光に来たんじゃない。
戦いに来たんだ。
いつまでも、見とれてられない!
私達は、城の中へと、足を踏み出した。