守ってくれますか?
ナオ様が、後ろから男の頭を蹴った。



・・・・・え・・・えぇぇええ!!??


「ナ、ナオ様!?いきなり何をっ・・・。せっかく言ってくれたんですよ?」

「ヒカリ、お前は無自覚すぎだ。その男から離れろ。」


え?どういう意味?

意味が分からなくてヒカルを見れば・・・



「あー・・・うん。男もナオも不憫ですなー。ナオ、我慢できなかったかぁ。ま、しょーがないか。うんうん。」

なんか、1人で頷いてた。


・・・・・男もナオ様も不憫?

・・・・・我慢?

・・・・・しょーがない?



「にしたって、ヒカリは悪女だよなぁ。無自覚だってのが、さらにタチ悪いよなー。うんうん。」



・・・・・悪女?

・・・・・無自覚?

・・・・・タチ悪い?




え、どーしよ。意味わかんない。

ヒカルは1人頷いてて、ナオ様は男を睨み続けてて・・・



・・・・・・・・・あ、そーいえば・・・


「ヒカル、意思操縦能力使った?」

「え?使ってねーよ。」


え・・・?じゃあ、なんで・・・・・


「なんで、あんなに素直に・・・?」

私は首を傾げた。



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