守ってくれますか?
王子様とシュウ様が言い合いを始め、じいやさんはなんか悩んでる。

私は・・・・・
まだ王子様に抱きしめられていた。

「王子様、あの、離してくださりませんか?」
心臓がもたないので・・・・

「嫌だ。」

・・・王子様?
なぜ??

「い、嫌でも、離した方がよろしいかと・・・
強制でも、婚約者がいるのでしたら・・・・・」

「あーっ!!そうだよ!アンリのことはどうすんだよ?ナオ。」

「あいつなど、関係ない。」

クールだなあ。王子様。

でもね、私の心臓には関係あるんだ。
だから・・・

「すみません。王子様。」
私は静かにそう言った。

「は?」
王子様が私を見る。

本当に、すみません。王子様。
私は心の中でもう一度謝り・・・


・・・・・ドコッ!!!!!


王子様の足を蹴った。
けっこうな力で。

案の定、不意をつかれた王子様の腕が緩む。

今だ!!!

その隙に私は王子様の腕から逃れた。


作戦成功☆

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