守ってくれますか?
「シオン・・・?」

シオンはきゅっと唇を引き締めた。

「よく聞け。我は魔神として話す。汝らは口出しせず、黙って聞いていろ。良いな?」


凛とした口調は変わらないけど・・・威厳が凄い。ハンパじゃない。


「うん。」

「了解。」

「OK。」


私、ナオ様、ヒカルの順に答えた。

シオンはコクリと頷くと、話始めた。




















悲しい悲しい、過去を―――




















今も消えることの無い、苦しみを――――






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