守ってくれますか?
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「チッ。また来たのかよ。」
ヨナがギロリとヒカリを睨む。
俺はため息をつき、静かに声を発した。
「残念だが、ヨナ。お前の相手は俺だ。」
「あ゛?」
もはや不良だな・・・。
俺は思わず苦笑した。
「ヒカリ、ヒカル、行け。ここは俺がやる予定になってるだろう?」
「は、はい!よろしくお願いします!ナオ様っ!!」
「じゃ、頼むぜナオ!」
2人はさっと駆けて行こうとした・・・・・が、ヨナが回り込もうとする。
俺は即座に、ヨナの前に足を突き出した。
案の定、ヨナは足を取られ、よろける。
その隙に、ヒカリとヒカルはさっさとレインとゼロがいるであろう部屋に消えていった。
「なっ・・・待てっ!!!」
追いかけようとするヨナの腕を掴む。
「お前の相手は俺だと言っただろう?」
ニヤリと笑う。
ヨナは殺気をだし、俺を鋭く睨みつめる。
「・・・・・OK。あんたを倒してから、奴らを追うことにするわ。」
不敵な笑みを浮かべるヨナ。
「かかってきなさいよ。“裏切り者”。」
「そのつもりだ。」
俺も、不敵な笑顔を浮かべた。
――さぁ・・・始めよう――