守ってくれますか?
「・・・やはり、女だよな・・・・・」
考え深げに王子様が言う。
「ナオ、どーしたんだよ?ヒカリはどっからどう見ても女じゃねえか。」
「・・・ヒカリ、お前の力、やけに強くないか?
俺へのあの一撃は、本気ではないのだろう?」
ああ、そういうことか。
私は納得した。
「はい、王子様。確かにあの一撃は本気ではありません。
5割程度の力です。」
私の言葉に、王子様が驚いたのがわかった。
「5割であの力だと?女なのに?」
私は思わずふっと笑った。
「私、鍛えていたので。」
「なぜ?」
愚問だよ、王子様。
その問いは、愚問だよ。
心の中で王子様に囁く。
「簡単なことですよ。守るためです。
守るには、強くなければいけないじゃないですか。
だから、鍛えた。それだけです。」
私は決まりきった答えをさらさら言った。
・・・ね?愚問だったでしょ?王子様。
私の答えは、当然のものだったでしょう?
だって、人は守るために強くなりたいと思うのでしょう?
鍛えることは、その手段の一つでしょう?
だから、自然と答えは出てくるでしょう?
「・・・何を、守りたいんだ?」
またもや愚問だね。王子様。
私にとって『守りたいもの』は、決まりきっている。
・・・・・私とあの子達の別れを見たのなら、察しがつくと思うんだけどなあ。
考え深げに王子様が言う。
「ナオ、どーしたんだよ?ヒカリはどっからどう見ても女じゃねえか。」
「・・・ヒカリ、お前の力、やけに強くないか?
俺へのあの一撃は、本気ではないのだろう?」
ああ、そういうことか。
私は納得した。
「はい、王子様。確かにあの一撃は本気ではありません。
5割程度の力です。」
私の言葉に、王子様が驚いたのがわかった。
「5割であの力だと?女なのに?」
私は思わずふっと笑った。
「私、鍛えていたので。」
「なぜ?」
愚問だよ、王子様。
その問いは、愚問だよ。
心の中で王子様に囁く。
「簡単なことですよ。守るためです。
守るには、強くなければいけないじゃないですか。
だから、鍛えた。それだけです。」
私は決まりきった答えをさらさら言った。
・・・ね?愚問だったでしょ?王子様。
私の答えは、当然のものだったでしょう?
だって、人は守るために強くなりたいと思うのでしょう?
鍛えることは、その手段の一つでしょう?
だから、自然と答えは出てくるでしょう?
「・・・何を、守りたいんだ?」
またもや愚問だね。王子様。
私にとって『守りたいもの』は、決まりきっている。
・・・・・私とあの子達の別れを見たのなら、察しがつくと思うんだけどなあ。