守ってくれますか?
「どうしてお前に分かる?」

レインが更に目を細めた。


私はフンッと鼻で笑う。

「常識。」

「非常識だ。」

「な、なにおう!?」

「絶対非常識だ。」

「常識だから!」

「非常識。」

「常識!」

「非常識。」

「常識!!」

「非常識。」

「常識だってば!」

「非常識。」

「常し「プッ・・・あはははははは!!!!」


突如響いた笑い声・・・の、主はヒカルだった。



「何笑ってんのよ!!!」

どこに笑う要素があったってんだ!


「だ・・・だって・・・・・その口喧嘩、果てしねぇし・・・幼いしっ・・・・・・ププッ・・・しかも、レインまでっ・・・・・ハハハハハ!!!」

ヒカルは笑い転げる。


なんて失礼な奴だ。

双子として恥ずかしい!

・・・確かに、果ては無かったけれど。


とりあえず、私はヒカルを睨み、一発チョップをお見舞いしてやった。


「いってー!暴力反対!!!」

「うるさい!」


レインは、キョトンとした顔で、不可解なものを見るように、私とヒカルを観察していた。



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