守ってくれますか?
・・・レインも関係してたんだけど。


・・・・くすくす・・・・


密やかな笑い声が聞こえた。


――ロゼだった。


小鳥のさえずりのような、小さな笑い声。

どこまでも愛らしく、可愛い笑顔。


私とヒカルは顔を見合わせた。


コレが、あのゼロと同一人物・・・?



ありえない。



思い出すのは、ゼロだった時の彼女。

完璧な無表情。
事務的な声。
淡々とした口調。
何の感情も宿さない瞳。

まるで、ロボットみたいだった・・・・・



ありえない。



あまりにも、違いすぎる。



ヒカルもそう思っているらしく、難しい顔をしている。





そんな時――




「!!!?? やっ・・・やめてレインお兄ちゃん!!!」



悲鳴が響いた。





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