守ってくれますか?
「だから、ロゼを、殺そうとしたんだね・・・」


レインが、私の弱弱しい声に、目を見開く。


「な、んだと・・・・・」


「だって、そうでしょ?

レイン、あなたほどの人なら、ロゼが生き続けられるわけないってことぐらい、分かってるはずだよ。

それなのに、自ら殺そうとしていたから、もしかしたら、レインはロゼが好きなんじゃないのかなって思って・・・」


「そうか・・・あぁ、そうだったのか・・・・・」


「無自覚だった?」


「・・・・・・そうだな。言われて、初めて気付いた。」



沈黙が広がる。





・・・・・・じゃあ、なんでレインはロゼを生き返らそうとしたの?

憎んでいたのに、なぜ?

私はそう自問した。


答えはスルリと出てきた。

生き返らそうとした時は、レインはロゼが好きだったんだ・・・と。


じゃあ、いつから?

いつからレインはロゼを憎んだの?

どうして、憎んでしまったの?



答えは・・・出てこなかった。

分からなかった。さっぱり。


いつから?どうして?


実の妹なのに―――

好きだったのに―――




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