守ってくれますか?
モヤモヤと考えていると・・・か細い声が、沈黙を破った。


「レイン、お兄ちゃん・・・・・」


ロゼだった。

か細い、小さい声。



――あ・・・私―――――!


なんてこと、しちゃったんだろう!

ロゼがいたのに、レインに、憎いって・・・


なんて残酷な事を・・・・・



「知ってたよ。」




――――――え?



ロゼが柔らかな笑みを浮かべた。


「私ね、レインお兄ちゃんが私のこと憎いの、知ってたよ。」



――――――――!!!!!


「なっ・・・・・」

なんだってーーーー!?



「ロゼ・・・?何言って・・・・・」

レインが当惑をさらけ出している。



ヒカルがフッと大人びた微笑を浮かべた。

「ま、当然だよな。」



と、当然!?





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