守ってくれますか?
「そんなことも分かんないの!?とことん墜ちたね。」

棘棘しい言葉がガンガン出てくる。


ロゼ、恐るべし・・・。


「・・・ちゃんと・・・ちゃんと生きてほしかったのに!!!」


レインが目を見開く。

ロゼは依然、レインを睨みつけている。



「笑っててほしかった。まっとうに生きてほしかった。なにより・・・自分を、大事にしてほしかった。

なんでっ・・・1つも叶えてくれなかったの!?

ビンタ一発なんて、当たり前でしょっ!!!」


ロゼ・・・・・


とことん、優しいね。

憎いって言われた時は、怒らなかったくせに。

どんだけ、レイン思いなんだよ・・・・・



「いくよっ!歯ぁ食いしばっとけ!!」




バッチーン!!!!!





・・・・・・・もの凄い音がしました。

ロゼ、容赦ない・・・。



「くっそぉ・・・・・。なんで、自分を大事にしないのよぉ・・・。逃げなさいよっ・・・・・・」


ロゼが、ポロポロと涙を零す。

レインの右頬には、真っ赤な手形がついていた。





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