守ってくれますか?
「私の兄弟です。」

「・・・・・そうか。」
やっぱりな、という響きがあった。

・・・確かめるために、聞いたのか。

「えーっ!ヒカリって強いんだ!!うわあ、意外っ!」
シュウ様が叫んだ。

「な、ナオ様、大丈夫ですか?」
じいやさんが、おろおろと聞く。

「平気だ。俺はそんなにヤワじゃない。」

・・・・・私、怒られないなあ・・・
いいのかなあ・・・

「・・・ヒカリが俺と一緒に寝る理由ができた。」
満足げな王子様の声で、忘れていたことを思い出す。

そーだった!!
私なぜか王子様と一緒に寝るように言われてたんだった!!

・・・・・・・・って、え?

理由ができた?
一緒に寝る理由が??

「俺の警護の為に一緒に寝るんだ。」

・・・・・あー、なるほど。
確かに私強いもんね・・・・・・・って、
ええええええええええ!!???

いいの?そんなんで一緒に寝ちゃって!!
ダメだよね?

「じいやさんっ!!!」
私はじいやさんの意見を求めた。

「・・・・・まあ、そういうことなら・・・」

ええええええええええ!!???
じいやさんんんんんんん!!??

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