守ってくれますか?

帰ってきました!





―――――――――――――――――――――・・・・・・・・・



「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」



・・・・・・・・・なに、この状況。


皆して無言。



――とりあえず今、私、ナオ様、ヒカル、シオンはフローレ国に戻り、ナオ様のお城の門の前にいる。



私がなんで無言なのかと言うと・・・


あの後――つまり、私がレインに『好きな人がいる』と言った後、レインが・・・

『だが、ヒカリは片思いなのだろう?』

なんて事をさらりと言いやがった挙句、またもやさらっと・・・


『じゃあ、望みはたっぷりあるわけだな。』

と、ぬかした後の言葉が・・・


『じゃあ、ちょくちょくヒカリに会いに行くことにする。待っていろ。』で。


そして、最後に嬉しそうに笑って言ったのだ。


『早く結婚しような!』と。




―――私、決心して『好きな人がいる』って言った意味、あったかなぁ?


何か、あんまり意味無かったような気がする・・・

事態は変わらなかった気がするんだよね。


そんで、なによりヨナが怖かった・・・・・



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