守ってくれますか?
―――そして・・・・・


「そっか・・・ヒカリちゃん、大変だったんだね。」

ヒヨちゃんがしみじみ言う。


ついさっき、私は全てを話し終えたところ。

シオンとヒカルは空気を読んでどこかへ行った。


・・・なんか、話してみると、本当に大変だったよなぁ・・・

ここ数日で、色々ありすぎでしょ!


ため息をついた時・・・


「それにしても。まさかヒカリちゃんが王子様のこと好きだとは・・・」

「わーっ!ヒヨちゃんっ、言わないで~///」

慌ててヒヨちゃんの口を手で覆う。


「は、恥ずかしいんだから、言わないでよぉ・・・///」

顔が熱い・・・今、たぶん私、顔真っ赤だ。


そろそろと手を離し、俯く。

うぅ~///恥ずかしい~/////


顔を真っ赤にし続けていると、ヒヨちゃんがあっけらかんと言った。


「・・・ヒカリちゃん、告白すればいいのに。」


・・・・・・・・・・・・・・はい?


「な、なに言って・・・」

「だってさ、本気なんでしょ?じゃあ、言うべきだよ。」

「で、でも、ナオ様は王子様で・・・」

「私にシュウ様への告白を勧めといて、逃げるの?」


・・・・・・う゛


「で、でも、絶対玉砕するよ・・・・・」


弱弱しく言えば、ヒヨちゃんはにっこりと微笑んだ。

完璧な笑み。




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