守ってくれますか?
「謝ってすむとでも思っているのかしら?」

ヨウコさん、ドスききすぎです・・・


「さぁて、何をしてもらおうかの?」

じいやさん、視線が痛いです・・・


「とりあえず、皿洗い。その後、草むしりに馬の世話。徹底的にやりなさい。」

ヨウコさんが、にっこりと黒い笑みを浮かべる。


「じっくりと時間をかけてやるのじゃぞ」

じいやさんも、黒い笑いを浮かべた。


「・・・・・はい・・・。頑張ります・・・」

小さくなりながらも、答えた。





これから、忙しくなりそう・・・・・


そんなことを思いながらも、私は皿洗いをするべく、調理場へ向かった。


調理場には、皿、大鍋、フライパン、フォーク、ナイフ・・・などの、様々なものが山盛りになっていた。


わぁっ!
コレ、1人で洗うのか☆


何時間かかるんだろ・・・


しかも、この後には草むしりに馬の世話まである。

今日中には終わらせないといけないという事は、あの2人の態度から分かった。嫌って言うぐらいに。


「はぁ・・・・・」

ため息をつきつつ、私は腕まくりをした。


そして、パチンと両頬を手で叩く。


よし!やるぞっ!



私は、蛇口をひねった。




< 508 / 598 >

この作品をシェア

pagetop