守ってくれますか?
―――――ザザザザザッ!!!!!
「~~~~!!!!いったぁ~・・・・・」
アンリ様の部屋・・・つまり3階の窓から飛び降りた私は、窓の下に植えられていた木に引っかかってから、芝生の上に尻餅をついた。
あぁ、お尻がヒリヒリするぅ・・・・・
そういや、ルリを助けに行く時も、3階のナオ様の部屋の窓から飛び降りたんだったよなぁ。
あの時の方が、上手く着地できてたな。
今回、失敗したや。
「よっこらせ。」
私はゆっくり立ち上がり、調理場に向かった。
お皿洗うの途中だったからね。
放り出したとなれば、ヨウコさんとじいやさんに何されるかわかったもんじゃない・・・。
私はお尻の痛みをこらえつつ、そそくさと調理場へと足を速めた。