守ってくれますか?
調理場に着いた私は、目を見張った。


「・・・・・な、なんで全部洗われてるの!?」


そう。

全ての食器やフライパンや鍋が、綺麗に洗われ、きちんと食器棚などにしまわれていたんだ。


一体誰が・・・・・・


不思議に思っていると――





「やっと来たな。ヒカリ。」



え、なんでっ・・・・・



「・・・・・ナオ様?」




ナオ様が、調理場の隅に立っていた。





な、ななななんでーーー!?



「なんでナオ様が調理場になんてっ・・・・・」


驚きを隠せずに呟くと、ナオ様がプイッとそっぽを向いた。


「俺が調理場に来て皿を洗っちゃ駄目なのか?」


ふてくされたような声。


え、ナオ様可愛い・・・・・って、え?




「皿を洗った?」


私は首を傾げる。




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