守ってくれますか?
聞いててもどうしようもないし。
アンリ様の視線は痛いし。

存在忘れられてるうちに、退散しよう。


そぅっとナオ様から離れて、調理場のドアに向かう。2人は口論(?)に夢中で気付いていない。


よし!

退散成功☆


と思いつつ、通路へ一歩踏み出した時だった。



「・・・やぁっと見つけた~。ヒカリちゃん♪」


ぬぅっとアンリ様の部屋にいたはずの、私を犯そうとした8人の男達が、私の前に現れた。





な、ななななな



「なんで ムゴッ」


叫ぼうとしたら、口を手でふさがれた。



なんでココにいんの!?

追いかけてきたの!?


しっつこーいっ!!!



ニヤニヤ笑いを見ていると、イライラしてきた。



そもそもなんで私が、こんなやつらに犯されなきゃいけないわけ?

ナオ様とは、ただの主従の関係だっていうのに?



・・・・・・・・・・イライラ。ムカムカ。



そうだよ。

よく考えたら、すっごい理不尽じゃんか。



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