守ってくれますか？

「ヒカリ・・・これは一体どういうことだ？」

ナオ様が首を傾げて言う。


どういうこと？う～ん・・・

「成敗？」



「いやーーっ!!!気絶してるっ!!!ヒカリ、あなた、なんて凶暴なのっ！」

突然聞こえた叫び声は、アンリ様のものだった。


アンリ様も来たんだ・・・


「この人達、あなたに何かしたの？ヒカリッ！気絶させるなんて酷いじゃないっ!!!」



え・・・・・

アンリ様、何言ってんの？

アンリ様がこいつらに私を犯すようにしむけたんでしょ？

それなのに・・・・・・・



「白々しい。」

私は呟いた。


「え？なあに？ヒカリ。」


なんて白々しい。


だいたい、私がやられたままでいると思ってんの？



『強くなりたい』


私はいつだってそう思っている。




アンリ様になんて、負けないんだからっ!!!

“憎悪”の瞳に怯んでなんていられないっ!!!





私は、アンリ様を睨みつけた。