守ってくれますか?
私は、その言葉が嬉しくて、ワクワクした。
興奮した。


だから、すぐに・・・


「いいね!やろう!!」


・・・そう、答えていた。




それから、私とヒカルは“恋人ごっこ”をよくするようになった。


大人のマネのようなそれに、私達はハマったんだ。




ドキドキして、きゅんって胸が高鳴って、どうしようもないぐらい、愛おしくって・・・・・・




指と指を絡ませて、互いの手を握った。


そっと、優しい、触れるだけのキスをした。


『好き』と、囁き合った。





甘くて、幸せだって、思った。

満たされてた。






私はヒカルに、恋してた。







そしてたぶん、ヒカルも―――









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